🌙 舞台後のひととき
丸山隆平さんは、舞台『震度3』に出演し、観客から「ダメ男を好演」と評されるほど熱演を見せていました。
ところが記事は舞台の感想からすぐに方向転換し、こんな書き方をします。
「舞台終わりに下北沢のスナックで飲み明かし…痛飲姿を目撃!」
…正直、この一文でイメージは一気に変わりますよね。
🌀 横山裕さんと“謎の二元論”
さらに記事は横山裕さんのチャリティーマラソンを引き合いに出し、
「横山に負けじと丸山は…下北マラソンを連日にわたって完走した」
と並べてみせます。
けれど、舞台のあとの飲み歩きと24時間マラソンを同じ「マラソン」として比較するのはさすがに無理がある。
UNESCOの報道指針 でも「誤導的な関連付けを避けよ」とされていますが、その典型例です。
📸 「痛飲」「激走」といった強すぎるラベル
本文をよく読むと、実際に書いてあるのはこんな感じ。
「入店から4時間が経過した深夜2時にいったん、煙草を買いにコンビニへ…再び店へ戻ると、朝方まで飲み明かした」
「その数日後は、焼肉店と三宿の隠れ家バーをハシゴ」
ただの「舞台後に食事や飲み歩き」エピソードなのに、見出しでは「痛飲」「激走」「下北マラソン」と派手な言葉が踊っています。
IFJ 倫理憲章 は「尊厳を守る表現」を求めていますが、こうしたラベリングは真逆の方向です。
✍️ 見出し改善案
元:
舞台終わりに下北沢のスナックで飲み明かし…『SUPER EIGHT』丸山隆平の痛飲姿を目撃!
改善:
- 丸山隆平さん、舞台後に下北沢で仲間とリラックス 役者としての一夜
- 『SUPER EIGHT』丸山隆平さん、舞台を終えて下北沢で交流の時間
- 丸山隆平さん、舞台熱演のあとに寄った下北沢のスナックとは
❤️ 本当に伝わるべきものは
舞台での熱演と、舞台人として下北沢でリラックスする姿。
それを「飲み明かし」と煽る必要があるでしょうか。
丸山さんが舞台に打ち込み、舞台の街で肩の力を抜く──それ自体に人間らしい物語があるはずです。
「痛飲記事」に煙を足すよりも、「舞台役者のオフ」を描く方がよほど健全で面白い。