Q1. これって表現の自由を制限しようとしているのでは?
A. いいえ、むしろその逆です。
私たちは「発信の自由」も「受け取りの自由」も、どちらも尊重したいと考えています。
このプロジェクトは、誰かの発言を封じるためのものではなく、記事の「書き方」や「伝え方」に内在するリスクを読み手側が判断できるようにする仕組みです。
つまり、“検閲”ではなく“照明”です。
闇に包まれた記事表現の構造を可視化することで、むしろ健全な議論と自由を守る土壌を育てたいのです。
Q2. なぜ「今」、そして「このジャンル(芸能)」なの?
A. もっとも傷つきやすい場所から始めることに意味があります。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」――これはスパイダーマンの名言ですが、報道やメディアにも同じことが言えます。
記事の見出しひとつで人生が変わる。たとえ嘘ではなくても、煽動的な言葉や偏った構成が人を追い込むこともある。それがメディアの「Agenda-setting(議題設定)機能」と呼ばれる力です。
今年の直木賞候補作、塩田武士『踊りつかれて』もまさにこのテーマを扱っています。
そして私たちの原点も、家族が推しの憶測記事に傷ついた経験にあります。
Q3. 結局「推しが批判されたのが嫌」なだけじゃないの?
A. はい、その通りです。でもそれは立派な出発点です。
好きな人が好き勝手に書かれれば、本人もファンも悲しくなる。
でも、これまでは泣き寝入りするしかなかった。
だからこそ、「論理」で守れる新しい盾が必要だったんです。
私たちは「理屈で反論できる構造」を整え、“怒る”ではなく“考える”手段をユーザーに届けています。
Q4. そもそも、記者や編集部に失礼じゃない?
A. それでも、敬意を持って進めています。
記者の皆さんは日々限られた時間で記事を届けてくださる。そこには敬意しかありません。
だからこそ、「良い記事」と「リスクのある記事」がきちんと評価される環境をつくるべきだと考えました。
私たちは「書き手を叩く」のではなく、「読者と記事との関係性」を整理しているだけです。
つまり、これは批判ではなく構造化された“読解支援”です。
Q5. なぜこんなサービス、今までなかったの?
A. おかしいって、みんな薄々気づいてたはずなんです。
「有名税」「イジられキャラ」「ネタにされたから仕方ない」――
そんな言葉で、あいまいにされてきたものが多すぎました。
でも、本当にそれでよかったのでしょうか?
これまでなかったのは、「やっていい」と誰も思ってなかっただけ。
だから私たちが最初に始めます。論理と優しさで、「好き」を守る社会を。